「生きる力 なかにし礼」書評 スゴく良いです

作詞家のなかにし礼さんが食道癌を患い、手術で体を切らずに完治、仕事に復帰した様子を書き下ろした本「生きる力」を読みましたので感想を書き記したいと思います。

ちょっと前に買って放置してあったのですが、今日の徹子の部屋にご夫婦でゲストに出ていて、ある程度内容を聞いたのですぐに読みたくなりました。

予定の仕事はぶっ飛ばしてしまった。(^_^;

でも読んで良かった!
本当に濃い内容の本でした。

どうやって切らずにガンを治したのか?というのが知りたくて買った本ですが、結論から言いますと「陽子線」という放射線の一種を利用した治療を主として、一般的な放射線治療を二度と、自らの血液中の白血球を増殖させて戻す免疫治療を組み合わせたものでした。

それだけ言うとチャンチャン!で終わりですが、ガン宣告からそこまでに至る癌患者の精神面の苦しさを赤裸々に綴り、現代医療の問題点についてガツンと提言されています。

現代医療の問題点については、自分もイヤと言う程経験していますので心底同感できました。

しかし!

この本で一番衝撃を受けたのは、満州生まれのなかにし礼さんが幼少期に体験した終戦前後の内容です。

・敗戦濃厚になった日本の関東軍が、子供達を兵士の身代わりにして自分たちだけ日本へ逃げ帰った事。

・日本政府は満州に残された日本人を全く救済する気がなかった事。

・戦後も日本政府は満州に残された日本人の帰国に消極的で、民間の力によって帰ることが出来た事。

これらの事から、なかにし礼さんは自信が懐疑的になったと言っていますが、この時の経験から以下の様に書いています。

『お上というのはこんなものなんだ、ということが私は骨身に染み込んでいるから、原発事故が起きたら国は当然うそをつくし、犠牲者の目線で物事を絶対見ない。それがわかっていたから、なおのこと3.11の出来事及びそれに続く原発問題というのは、国が関わっているということで、私にとっては大事件だった。SPEEDIの問題なんかもみんな後でわかることだけれども、「甲状腺の異常と原発事故との因果関係は考えられないと話を合わせましょう」などという秘密会議を開いているわけだから、どうしようもない。第二次世界大戦のときに国家を支配していた人間たちと同じで、今も何もかわっていない。』


つまり福島原発爆発事故について、日本政府は本当のことを言わないし、被災者目線で物を見ないと断言しています。

流石だなあ。

更に従軍慰安婦問題はあったと告白している。

『誰が何と言おうと、従軍慰安婦は山ほど見ているし、そこら中から引っ張っていかれるのも見ている。町を歩いていて、かわいければ娘はパッと連れていかれてしまうし、労働者は全部日本の炭坑に連れていかれた。そういうのを見てきたし、彼らのその嘆きを目のあたりにしてきたから。。。』


その他にも目の前で爆撃により人が死ぬ様子や、ソ連軍に次々と女性が犯されていく様子、帰りの船でも様々な常軌を逸した光景を目の当たりにして、姉弟で一緒に死のうと思ったことなど、悲惨な戦争体験が記されています。

癌治療の内容よりも戦争体験の内容の方がインパクトがありましたが、見て良かったなと思いました。

ぜひ皆さんにも読んでいただきたいです。





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2013年01月15日 Posted by自然薯屋 at 21:25 │Comments(0)健康

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